履歴書の書き方
求人に応募したら、次に履歴書を準備しましょう。
ここでは履歴書の書き方のポイントをいくつかご紹介します。
履歴書はあなたの合否を決めると言っても過言ではないほど大切なもの。しっかりポイントをおさえてアピールしましょう。
履歴書を書く前に抑えておきたいポイント
- 履歴書は手書きが有利!
字に自信のない人は手書きで書いた方が良いのか迷うと思います。履歴書は極力手書きが良いのですが、自信のない人はパソコンの方が良いでしょう。ただしその場合、氏名だけは手書きで丁寧に書くようにするのが望ましいです。 - 前もって履歴書を準備しても良い?
求人に応募する前に、氏名や住所、学歴などの基本情報のみを記入しておくのも手です。
ただし、注意点が2つあります。免許や資格、志望動機の欄は、できるだけ応募先に相応しい内容に書き換えるよう心がけてください。事前に書いた欄と書き足した欄に用いるペンは、必ず同一のものを使用してください。
履歴書見本&各項目の注意ポイント
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志望動機・特技の書き方
志望動機や特技などの欄は、PRスペースとして最大限に有効活用しましょう。ただし魅力的な文章にするうえで、注意点が3つあります。
- 個性的な文章にする
- 前向きな内容にする
- 具体的に表現する
まず1番目の「個性的な文章にする」。アナタの履歴書ですから、“アナタが他の人より秀でているところ”をアピールしてください。どんな方にも長所はあります。もしすぐに思い浮かばなければ、友人や家族などに聞いてみるのも参考になるでしょう。また、「その企業で何をやりたいのか、何ができるのか」を伝えることで、より個性を強調するのも効果的です。「真面目」や「仕事に真摯に取り組む」などのような、漠然とした誰にでも言えるようなことを避けるように気をつけましょう。こうして前もってアピールしたい内容をまとめてから書き出すことで、話の筋が通った魅力的な文章になります。
次に2番目の「前向きな内容にする」。どんな内容であれ、ネガティブな言葉や考え方の文章では、受け取り側が気持よく読めません。上手く自分のセールスポイントが思いつかなかったら、ウィークポイントだと思っているところを言い換えてみましょう。例えば、「我が強い(わがまま)」のを「意思が強い」としたり、「言葉数が少ない」のを「人の話を深く聞くことができる」としたりというように表現しましょう。また、志望動機では「なぜこの業界か、数多い同業者の中でなぜその企業を選んだのか」が伝わる文面を考えることが大切です。しかしこのとき、他の業界や他社と比較しては、相手に悪い印象を与えてしまうので注意が必要です。
最後に3番目の「具体的に表現する」。PRスペースでは、自分を卑下する表現は避けるべきです。自分のセールスポイントの表現をより《リアル》にするためには、セールスポイントと具体的な内容とを結びつけるのが効果的です。先ほどふれた「意思が強い」の場合、「意思が強く、一度決めたことはとことんやり抜きます。学生時代、空手の稽古に励み、最後の試合では初めてベスト8入りしました。」などと簡潔に書きます。セールスポイントから上手く具体的な内容が思いつかないとき、自分のここ数年励んだことからセールスポイントを導くのが良いでしょう。
履歴書が書けたら
面接に持参する場合
履歴書をクリアファイルに入れ、丁寧に扱いましょう。
「あなたの顔」となる履歴書ですから、折れたり汚れたりしてはダメですよね。もちろんクリアファイルが折らずに入るカバンを用いましょう。
企業へ送付する場合
履歴書は2つ折の状態(A4サイズ)のまま封筒に入れて送りましょう。
封筒には、職務経歴書と添え状(送り状)を同封しましょう。
添え状の例
この度、貴社の採用選考に応募させて頂きたく
書類を送らせていただきます。
……
封筒で気を配ってほしいのは「宛名書き」。中小企業には手書きが大変有利です。丁寧にまっすぐ宛名を書きましょう。大企業はパソコンで印刷した文字で構わないでしょう。
また、料金別納はダメです。料金を計算し(または計算してもらい)、自分で切手を貼るように心がけてください。自分の履歴書が入った封筒、自分で最後まできちんと送り出しましょう。