継続的に働いて製造業でのキャリアアップを図ろう

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製造の現場でのキャリアアップ

製造業の現場では1つの製品を造るうえで常に同じ作業をし続けるのではなく、作業工程を様々に担当したり、スキルを高めたり、資格を取得したりとキャリアアップができます。
また、立場的にも単純作業や先輩や上司の指導のもとで作業を行うオペレーターなどのスタッフから、一定のチームをまとめるリーダー、リーダーを統括する課長や主任、さらに部署を統括する部長、部門長とキャリアアップができ、いずれは工場のマネジメント業務や工場長までのキャリアを描くこともできます。
どんな働き方をしたいのか、何を目指したいのかをよく検討し、目的と目標を明確にしてキャリアプランを考え、継続的に働きながらご自身が描く目標に向かってキャリアを形成していきましょう。

段階的なステップアップ

製造業における大まかなキャリアアップの段階は以下のようなステップを踏むことをベースに置き、キャリアプランを検討するといいでしょう。
まずは就職したり、新しい現場に転職をして基礎的な能力や技術を身につけることに努力します。
基本能力が身についたら、現場の戦力として作業を一人で、またはチームを組んで遂行できる能力を習得します。
現場の流れを理解し、作業が一通りできるようになったら、自分の持ち場所だけでなくチーム全体や現場全体が見渡せるように努力し、製造現場の改善や品質に取り組める力を養いましょう。
さらにチームをまとめ、部署や部門をまとめていくための後輩やメンバーに対して指示をする能力や教育や指導を行う能力、仕事の監督や管理能力、組織のマネジメント力を養っていきます。

経験や部署の異動を重ねながらのキャリア形成

具体的に現場での仕事で見ていくと、第一のステップは製造ラインでの加工・組み立てを行うオペレーターや技能五輪選手、部品の供給を行うリリーフマンとして基礎的な力を養い、一人前として働けるようになります。
第二のステップとして、生産設備の設計・保全を行う製造技術部や製品の試作を行う生産技術部、製品の設計・開発を行う技術開発部での仕事や、技能五輪指導者として活躍します。
第三のステップとして部署や部門のリーダーや管理職に就くといった流れで、部署の異動を重ね、経験やノウハウを蓄積しながらキャリアアップを目指します。